外壁塗装に必要な3つの条件とは？
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外壁塗装を夏に行うメリット・デメリットについてお話をする前に、塗料メーカーが公表している「外壁塗装を行ううえで満たす必要がある3つの条件」について、先に解説をします。
外壁塗装に必要な3つの条件を知ることで、なぜ外壁塗装が春や秋にオススメなのかを知ることもできます。
また夏に外壁塗装を行っても問題ない理由についても知ることができますので、まずは外壁塗装に必要な3つの条件について一緒に確認をしていきましょう。
気温が5℃を超える日
塗装工事では、各工程ごとに塗料を完全に乾燥させる必要があるため、塗料メーカーも気温が5℃を超える日に工事を実施するように推奨しています。
気温が5℃を超えるという点で、日本の夏はどの地域でもこの条件を満たしているため、施工時に気温を気にする必要はありません。
湿度が85％未満の日
次に推奨されている天候条件は、湿度が85％未満の日です。
夏はゲリラ豪雨が降ることも多く、完全には事前予測ができないため、この点には注意する必要があります。
日本の夏は湿度が高い日も多いですが、雨が降らなければ基本的にはこのこの条件を満たすことができます。
天候が良好で結露などが発生していない日
最後の条件ですが、天候が良好で結露などが発生していない日です。
この条件に関してはどの季節においても重要となりますが、結露は特に外壁塗装の仕上がりに影響するため注意しなければいけません。
しかし結露のほとんどは冬に発生するため、夏に結露を気にする必要はほぼありません。
ただし天候に関しては春や秋より不安定になりやすいのが夏ですので、しっかり天気予報を確認しておく必要があります。
外壁塗装を夏に行うメリットとは？
前項で外壁塗装に必要な3つの条件を確認しましたが、外壁塗装は天候次第では夏に行っても全く問題ないということがわかりました。
ではここからは、外壁塗装を夏に行うことで、どんなメリットがあるのかを一緒に見ていきましょう。
十分な作業時間を確保できる
夏は日照時間が長く、外壁塗装を行うにあたって十分な作業時間を確保することができます。
そのため、天候に左右されなければ夏の方が早く工事が終わることもあります。
他の季節と比べて明るい時間帯が長いため、夏は工事を進めやすいというメリットがあります。
塗料の乾燥時間を短縮できる
外壁塗装で重要なのが塗料の乾燥です。
基本的には三回に分けて塗料の塗布作業を行いますが、それぞれに十分な乾燥時間を設けなければならず、乾燥が不十分であると仕上がりに悪影響を及ぼします。
一方で夏は日差しが強く気温も高いため、乾燥時間が他の季節よりも早く済むというメリットがあります。
塗料の乾燥時間が短縮できれば、全体的な工期を短縮することも可能です。
予約を取りやすい
外壁塗装の繁忙期は春・秋となるため、夏は工事の予約が特に取りやすくなります。
そのため、「ここの日しか工事ができない」といった方でも夏は比較的スケジュールの都合がつきやすく、希望した日程での工事ができることが多いです。
急な工事であったとしても比較的予約が取りやすいため、「夏に外壁塗装を行いたいけれど直前までスケジュールの都合が分からない」という方でも、工事を依頼できることがあります。
外壁塗装を夏に行うデメリットとは？
外壁塗装は夏に行っても問題はなく、むしろ夏だからこそ得られるメリットもあります。
しかし、当然メリットだけではなく、夏に外壁塗装を実施する際に注意したいデメリットも存在します。
ここからは、外壁塗装を夏に行うことで発生するデメリットについて一緒に見ていきましょう。
休憩時間をしっかり確保してもらう必要がある
夏はその他の季節と比べて気温が高く、慣れているプロの業者であっても過酷な環境です。
業者は怪我をしないように長袖長ズボン、さらにヘルメットもしているため、気を使っていても夏はやはり体力を奪われてしまいます。
近年は酷暑や猛暑と呼ばれる日も多いため、作業員の安全面を考慮して他の季節よりもこまめに、しっかりと休憩時間を確保してもらう必要があります。
そのため、日照時間が長く作業時間がたくさん取れる反面、休憩時間も長くなるため余裕を持った計画が必要となります。
予想しにくい悪天候が発生しやすい
どの季節においても天気予報になかった急な悪天候や雨は起こりますが、特に夏は台風やゲリラ豪雨などが発生しやすく、そうした天候の急変が外壁塗装の作業に影響を与えることも少なくありません。
悪天候のリスクも見込んで、スケジュールを長めにとって調整しておく必要があります。
業者が長期休暇をとっていることもある
夏は外壁塗装の閑散期でもあるため、業者がお盆休みや長期の夏季休暇を取得していることがあります。
会社として全体が休みの場合もあれば、半数程度の人員で営業などを行っているケースなど、業者の休暇状況や人員体制などもさまざまです。
そのため問題なく工事が実施できることもあれば、業者の休みに沿って工事をストップすることもあるため、特にお盆近辺で工事を検討している方は事前に確認が必要です。
