キッチンリフォーム
キッチンは、ご家族が毎日の生活を過ごすために欠かせない場所であり、家族の生活を支える重要な水廻り設備です。
しかし、新築から築年数がある程度経過すると、使い勝手が悪くなったり設備に不具合が起こるものです。
同時に、キッチン廻りの設備は日々進化しており、使い勝手が良く調理をサポートしてくれる新製品が続々販売されています。
キッチンリフォームを行うことで、キッチン設備を入れ替えたり、キッチンのレイアウトを変更したり、キッチンの収納スペースを増やしたりすることができます。
キッチン設備とは、例えばコンロやオーブン、シンクや食器洗い機を指し、これらを新しいものへと入れ替えることで、より効率良くより快適に調理ができるようになるでしょう。
もちろんキッチン設備だけでなく、キッチンの壁や床の素材を変更することで、キッチン全体の雰囲気を変えることもできます。
例えば床をタイルや石材に変えることで、シックで高級感のある雰囲気を醸し出すこができるでしょう。
さらに、現在キッチンを使用する際に二人以上使う際に導線が被ってしまっている場合には、キッチンのレイアウトを変更することで複数人が同時に使っても使いやすいキッチンへと生まれ変わります。
キッチンリフォームを行う際の注意点
キッチンリフォームを行う際に最も注意したいのは、キッチン設備の選択です。
例えばコンロや調理台、食器洗い機などの設備は同じメーカーの製品でも複数のグレードに分かれている場合が多く、グレードが異なれば金額も大きく違ってきます。
しかし、キッチン設備は長期間使用するものであり、調理時の使い勝手だけでなく家族の健康や生活に直結するもの。
安さだけで選んでしまえば、「せっかくリフォームしたのに、使い勝手があまり良くならなかった…」と後悔が残るリフォームになってしまいます。
また、高いグレードのものなら何でも良いという訳でもなく、自分にとって不要な機能がたくさん付いていても勿体無い買い物で終わってしまうでしょう。
自分にとって何が必要で不要かを第一に考え、その上で耐久性や使い勝手が良いものを選べば、満足のいくキッチンリフォームを行うことができるはずです。
また、キッチン設備だけでなく、油が飛んだり水をこぼしても掃除がしやすいよう壁材・床材を掃除・メンテナンスがしやすいものに交換すると、長期間美しさを保つことができます。
このように、長期間使うものだからこそ、自分がキッチンを使用している未来を想像して、より快適により使い勝手が良くなるものを選ぶようにしましょう。
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バスルーム（お風呂）リフォーム
バスルーム（お風呂）は、ご家族の中で使用する人が決まっているキッチンとは違い、ご家族全員が必ず毎日使用する水廻り設備です。
ご家族全員の一日の疲れを落とし、癒しの空間となるのがバスルームです。
そのため、快適性と機能性の両方が求められ、誰にとっても使いやすく快適な空間でないといけません。
バスルームリフォームでは、浴槽やシャワー、浴室キャビネットなどの設備を新しくすることができます。
さらに、床や壁のタイルを好みのものへと入れ替えることで、バスルーム全体の雰囲気を大きく変えることもできるでしょう。
また近年では、リフォームの際に浴室暖房・浴室床暖房を導入する方も多くいらっしゃいます。
暖房設備を取り入れることで、冬場でも足元が冷えることがなく、浴室内の水分が早く乾くことでカビの発生を防ぐことができます。
そして何より、温度差によるヒートショックを緩和することができるので、ご高齢の方にも優しい浴室環境を作ることが可能になります。
※ヒートショックとは、暖かい場所から急に寒いところに移動した際、急激な温度変化で血圧が短時間の内に上下し、心筋梗塞や脳卒中が起こる要因となる現象です。
バスルーム（お風呂）リフォームを行う際の注意点
どんな住まいであっても、お風呂はユニットバスと在来浴室の2種類に分類されます。
ユニットバス（システムバス）は、浴槽や壁・床、その他水道備品などがすべてセットになっている浴室そのものの製品です。
現場ではなく工場で製造された既製品であり、各パーツをバラバラにしても現場ですぐ組み立てられるようになっているので、現場で一からお風呂を作るより効率的で、短時間での施工が可能です。
一方、在来浴室は在来工法によって作られた浴室を指します。
在来工法とはいわゆるオーダーメイドで浴室を作る工法で、その家ごとに作られた浴室のことを指し、浴槽や床材などあらゆる素材の自由度が高いという特徴があります。
バスルームリフォームを行う際は、現在ご自宅のお風呂がユニットバスなのか、在来浴室なのかで施工内容も金額も大きく違ってくる点に注意しましょう。
ユニットバスを違うユニットバスに入れ替える場合は、比較的容易にリフォームすることができます。
ただし、浴槽や浴室自体のサイズを大きくしたいという場合には、壁を取り壊すなど大掛かりな工事になる場合もあります。
一方、在来浴室からユニットバスへのリフォームは、ユニットバスからユニットバスへのリフォームと違い注意が必要になります。
なぜなら、在来浴室はその家ごとに広さや素材が違うため、すでにサイズが決まっているユニットバスへとリフォームする際には、浴室自体をユニットバスに合わせる必要があるからです。
既存の在来浴室より小さなユニットバスを入れる場合は、そこまでリフォームは難しくありません。
現在の浴室より小さくなってしまいますが、費用はそこまでかかりません。
しかし、既存の在来浴室より大きなユニットバスを入れる場合は、壁を取り壊すなど大掛かりな工事となってしまうので、費用が高額になってしまいます。
このように、バスルームリフォームは「現在浴室がユニットバスなのか？在来浴室なのか？」が大きく関わってきます。
特に、在来浴室からユニットバスへのリフォームの際は、キッチンリフォームと同じように「ご自身にとって何が必要で不要か」を見極め、リフォームすべき箇所を決定するようにしましょう。
在来浴室のリフォーム費用を抑える方法として、「エコバスリフォーム」という選択肢があります。
「エコバスリフォーム」は、既存の浴室や浴槽を塗装、シート、パネル等でリフォームする工法で、浴室そのものが新品になる訳ではありません。
しかし、浴室の傷み（カビ・変色・ヒビ等）を補修し、新品同様に仕上げることができ、在来浴室でもリフォームすることが可能ですので、気になる方は施工業者に相談してみましょう。
トイレリフォーム
トイレリフォームは水廻りリフォームの中でも比較的簡単に行えるため、各種水廻りリフォームの中でも工事件数が非常に多いリフォームとなっています。
トイレのリフォーム工事では、トイレ設備の入れ替えだけでなく、トイレ内装のレイアウト変更・床や壁の素材変更をすることにでトイレをより快適な空間に変更することも可能です。
近年では節水効果が高いトイレが多く販売されているため、新築から15〜20年以上経っているトイレであれば、新しいものへと交換することで節水効果を高めることができるでしょう。
また、ウォシュレットを設置したり、手洗い器を設置したりと使い勝手を大きく改善することもできます。
さらに、レイアウト変更と併せてトイレに窓を設けることで、トイレを明るい空間にすることができ、気分も爽快になるでしょう。
どんな工事であっても比較的簡単に、トイレをより快適な空間へと生まれ変わらせることができるのがトイレリフォームです。
トイレリフォームを行う際の注意点
トイレは毎日ご家族全員が必ず使用する水廻り設備のため、使い勝手や快適さが求められるだけでなく、掃除やメンテナンスのしやすさも求められる場所です。
上述のように比較的簡単にリフォームを行えるのがトイレですので、ご家族全員の要望を漏れなく拾い上げ、理想の空間を作りましょう。
その上で、壁材や床材を水をこぼしても掃除しやすい防水性の高い素材に変更するなど、メンテナンス性の高いものへと入れ替えると長期間美しさを保つことができます。
また、トイレはキッチンやお風呂のようにご家族の中で使う人が決まっていたり、使う時間がある程度決まっているものではなく、日常の中でご家族全員が突発的に使用する箇所です。
そのため、工期・工事の時間帯を考慮し、できる限りご家族に影響を及ぼさない時期にリフォームを行うことが望ましいです。
一度に全てのリフォームを行うとトイレの使用が長時間できなくなってしまうような場合は、段階的にリフォームを行うことも検討しましょう。
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洗面台リフォーム
洗面台はご家族全員が朝の忙しい時間帯に一斉に使う場所、だからこそ何より使い勝手の良さが求められます。
例えば、収納スペースが多い洗面キャビネットに入れ替えることで、洗面道具やタオルなどをスッキリと収納することができ、スペースの有効活用ができます。
また、鏡面を大きくすることで、化粧や髭剃りなどの作業がしやすくなるでしょう。
キッチンやトイレと比べると使用頻度こそ多くはありませんが、何より使い勝手や機能性が必要となる箇所ですので、ぜひその点に注意して新しい設備を選ぶようにしましょう。
洗面台リフォームを行う際の注意点
洗面台リフォームは他の水廻り設備に比べて比較的小規模な工事で終わることの多いリフォームです。
そのため、費用の面ではそこまで注意すべき点はありませんが、耐久性や防水性には注意が必要となります。
洗面ボウルは材質が陶器やホーローなど耐久性が高く経年劣化が起こりにくい素材が多いですが、その他の収納スペースや扉などは樹脂であったり木製であったりと経年劣化が起こりやすい素材でできているケースが多いです。
また、リフォームに伴って洗面台の位置を変更する場合、洗面台の設置場所によっては床や壁に特別な防水処理が必要になる場合もあります。
せっかくリフォームをしたのに「数年でキャビネットが黄色く変色して見栄えが悪くなってしまった…」といったことが無いよう、選ぶ設備の素材には注意するようにしましょう。
水廻りリフォームの種類と各種水廻り工事を行う際の注意点 まとめ
水廻り設備はご家族の生活を支える重要な設備であり、水廻りリフォームではご自身、そしてご家族が何を優先したいかを考え、ライフスタイルにあったリフォームをすることが大切です。
例えば、キッチンで料理をする時間が多い場合には、キッチンの広さや収納スペースの充実に注力することで、より使いやすく機能的な空間にすることができます。
また、バスルームリフォームをする場合、浴槽をあまり使わないという場合にはシャワーだけのタイプにすることで、スペースを有効活用することもできるでしょう。
同時に、ただおしゃれや多機能というだけで設備を選ぶのではなく、長期的な視点で考えることも重要になります。
例えば、省エネ効果の高い設備を採用することで、将来的なランニングコストを低くすることができます。
このように、ご家族のライフスタイル、そして長期的な視点を考慮した上で工事を行うことで、失敗のない水廻りリフォームを行うことができるでしょう。
