お悩み別の人気のあるトイレリフォーム&費用相場
トイレリフォームを行う方は、当然ながら多くの方が現状のトイレに何かしらの悩みを持っています。
そのため、一度にトイレの全てうぃ一新するというより、その悩みにフォーカスし悩みを改善するためのリフォーム工事を行う方が多いです。
では実際に、トイレのリフォームで人気のある工事はどのような工事なのでしょうか。
ここでは、悩み別の人気のある工事と、その費用相場について解説をしていきます。
和式便器から洋式便器への変更
築30年を超える住宅のトイレリフォームで多いのが、和式便器から洋式便器への変更を行うリフォームです。
30~40年ほど前までは、一般住宅において和式便器が定番であり、洋式便器が珍しい時代でした。
しかし当時は問題なくても、現在は住人の高齢化に伴ってしゃがんでトイレを行う和式便器に苦痛を感じる方も多く、体に負担のない洋式便器へ変える方が増えています。
リフォーム費用についてですが、和式便器から洋式便器に変更する場合のみの費用は30万~50万円程度で、便器のグレードによって前後します。
タイルからフローリングへの変更
現在もトイレの床材をタイルにしている住宅は多いですが、タイルは底冷えしやすいとも言われており、高齢者やお子さんがいるご家庭ではフローリングの方が好まれる傾向にあります。
また、足腰の弱い高齢者の方にとっては、弾性のないタイルの上を歩くことが苦痛になる場合もあります。
そのため、タイルからフローリングへの変更はトイレリフォームの中でも人気のある工事となります。
費用は2万~6万円程度ですが、クッションフロアだと4万円以内で収まることも多いです。
一方で、天然木などフローリングのグレードにこだわる場合は6万円を超えることもあるため、予算に応じた選択が必要となります。
トイレ内の収納の増設
家族の人数が増えたなどの理由により、トイレ内の収納をもっと増やしたいと希望される方は多いです。
また実際に暮らしてみて、新築時や購入時の収納量では足りなかったと気付く方も多くいらっしゃいます。
多くの方は他のトイレリフォーム工事と一緒に収納の増設をされることが多いですが、収納の増設単体の費用としては2万~6万程度が相場となっています。
しかし、キャビネット型収納で壁一面収納になっているタイプや、ゴミ箱一体型のタイプなどは20万~30万円になる場合もあります。
トイレの扉が干渉しないか、圧迫感を感じないかなどを確認しながら、どの程度の収納量が必要かを十分に検討する必要があります。
トイレ手すりの設置
高齢者や小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、安全のためにトイレ手すりの設置を検討される方がいらっしゃいます。
手すりはトイレに座る時や立ち上がる時の手助けをしてくれるため、特に握力や足腰の力が弱くなってきている高齢者の方にとってはあると便利なものです。
手すりの色やデザインは選択肢も多いですが、手すり設置の一般的な費用相場は4万円程度となっています。
トイレが狭いなどの場合は必要に応じて造作することもあり、その際は少し金額が高くなることもあります。
トイレ内の壁紙の変更
トイレの雰囲気を変えるために、他のリフォーム工事と一緒に壁紙を変更するのも人気の高い工事の一つです。
トイレの壁紙はどんなに綺麗に使っていても、黄ばみなどが発生しやすく臭いを吸収してしまうものです。
既存の壁紙と同じ色の壁紙に変えるだけでも、ぱっと空間が明るく感じることができるでしょう。
壁紙の変更を行う際は、一般的なトイレの大きさである3畳ほどの広さで3万程度が費用相場となっています。
ただし、臭いを吸収してくれるような機能性のある壁紙を使用する際や、部分的でもデザイン性のあるアクセントクロスなどにする場合は3万円よりも高くなることがあります。
㎡単位などで金額が記載されていますので、壁紙を選ぶ際は予算範囲なのかどうかを確認しながら選ぶようにしましょう。
トイレのリフォームを業者に依頼する際の注意点とは?
お悩み別の人気のあるトイレリフォームと、その費用相場について知っていただけたかと思います。
家庭によってトイレに対するお悩みは様々ですし、構造上できることできないことがあるのがリフォームです。
そのため、トイレリフォームを成功させるためには、リフォーム工事をしてくれる業者選びや依頼のやり方も大切になってきます。
最後に、トイレリフォームを業者に依頼する際の注意点についてまとめました。
相見積もりを行いリフォーム業者を決める
トイレリフォームの内容によっては高額な費用が発生することがありますし、万が一施工不良が発生したら様々な二次被害が発生するリスクがあります。
そのため、施工してくれるリフォーム業者は慎重に選びましょう。
では「どうやってリフォーム業者を選ぶのか?」という一番肝心な部分ですが、リフォーム業者選びに欠かせないのは相見積もりです。
相見積もりは最低でも2社、できれば3~4社依頼するようにしましょう。
相見積もりを行うことで、それぞれのリフォーム業者の特徴や見積もり費用だけではなく、皆様に対する接客応対まで実際に確認することができます。
現地調査の時間がとられてしまうことや、リフォーム業者とのやり取りで時間がかかってしまうといったデメリットはあるものの、相見積もりはリフォーム工事を成功させるためにも必須です。
見積もりが安すぎるリフォーム業者は避ける
相見積もりを行うメリットは、多くのリフォーム業者と直接会って業者の対応を確認できるだけではなく、悪徳業者を見極めるためにも役立ちます。
リフォーム工事による詐欺は年々増加傾向にあるため、相見積もりは詐欺を避けるためにも必要なことであると、ぜひ覚えておいてください。
具体的な悪徳リフォーム業者の見極め方ですが、もらった見積もりをじっくり比較検討し、費用が安すぎるリフォーム業者はないか確認しましょう。
悪徳リフォーム業者は相場よりも異様に安い金額で見積もりを提示してくることが多いため、他の業者と比べて安すぎる見積もりを出してくる業者は避けた方が賢明です。
安く工事ができたら嬉しいのは誰しもが同じですが、そもそも異様に安い金額を出してくる業者には手抜き工事をされてしまったり不当な追加費用を請求されるリスクがあります。
費用相場をしっかり把握し、その中で適正価格を提示してくるリフォーム業者に絞っていくことが大切です。
トイレの改善したい部分を具体的にリフォーム業者に伝える
依頼したいリフォーム業者が見つかった場合でも、まだ油断はできません。
どんなに腕がいいリフォーム業者であったとしても、リフォームに対する希望がしっかりと業者に伝わず、想像していた仕上がりと違う結果になってしまうのはよくある失敗ケースです。
そのため、まずはトイレの何を改善したいのか優先順位を付け、改善したい部分を具体的にリフォーム業者に伝えましょう。
優先順位をつける理由は、上述のようにリフォームにはできることとできないことがあり、また予算の問題もあるからです。
そのため、改善したい内容に優先順位を付けて、どう改善したいのかをリフォーム業者にしっかり伝えましょう。
イメージ画像などを用意する
リフォームの仕上がりについて言葉だけで説明するのは難しいですし、業者側にも伝わりにくい部分があります。
そのため、具体的なイメージに近い画像があれば部分的でも大丈夫ですので画像を用意しましょう。
画像や具体的なイメージ図が多いほど、リフォーム業者も仕上がりのイメージについて共通のイメージを持つことができます。
イメージ画像を探す手間などもありますが、ぜひ実施してみてください。
また「具体的にどうしたらいいか分からない」という場合は、できる限り好みの画像を持ち寄り、具体的なリフォーム案については業者に相談し提案してもらうのもオススメです。