アレルギーを持つお子様の子供部屋の内装|原因から考えるアレルギー対策と部屋作り

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アレルギーを持つお子様の子供部屋の内装|原因から考えるアレルギー対策と部屋作り

アレルギーを持つお子様の子供部屋の内装|原因から考えるアレルギー対策と部屋作り

「子供が咳き込んだり、目をこすったりすることが増えた気がする…」
「この子のために、できるだけ健康的な環境を整えてあげたい…」
大切なお子様のアレルギー症状に心を痛め、部屋の環境に何かできることはないかと模索している親御さんは少なくありません。
アレルギー対策は、ただやみくもに掃除をしたり、高価な空気清浄機を置いたりするだけでは不十分です。
原因となるアレルギー物質を正しく理解し、それらを「減らし、防ぎ、取り除く」という視点から、内装材や家具、そして日々の習慣までを総合的に見直す必要があります。

この記事では、アレルギーを持つお子様のために、親としてできる「最高の部屋作り」を、専門家の視点から具体的に解説します。

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子供部屋に潜む、アレルギーを引き起こす3大アレルゲンとは?

子供部屋に潜む、アレルギーを引き起こす3大アレルゲンとは?

効果的な対策を講じるためには、まず何がアレルギーの原因、つまり「アレルゲン」となっているのかを正確に知ることが不可欠です。
子供部屋には、目に見えない無数のアレルゲンが潜んでいます。
その中でも特に注意すべき代表的な3つの原因を解説します。

① ハウスダスト(ダニの死骸・フン、ホコリ、ペットの毛など)

アレルギーの最大の原因とも言われるのが「ハウスダスト」です。
これは単なるホコリではなく、ダニの死骸やフン、人のフケやアカ、繊維のクズ、花粉、ペットの毛などが混じり合った複合的なアレルゲンです。
特に、高温多湿を好むダニは、布団やカーペット、ぬいぐるみなどで大量に繁殖し、その死骸やフンが空気中に舞い上がることで、喘息やアトピー性皮膚炎を引き起こす原因となります。

② カビ

「カビ」もまた、強力なアレルゲンの一つです。
カビは、その胞子を空気中に飛散させ、それを吸い込むことでアレルギー性鼻炎や喘息、過敏性肺炎などを引き起こす可能性があります。
特に、窓際の結露、エアコンの内部、家具の裏側、クローゼットの中など、湿気がこもりやすく、空気の動きが少ない場所で発生しやすいのが特徴です。

③ 化学物質(建材や家具に含まれるVOCなど)

シックハウス症候群の原因として知られるのが、建材や家具、壁紙の接着剤などから放出されるホルムアルデヒドをはじめとする「揮発性有機化合物(VOC)」です。
これらの化学物質は、目や喉の痛み、頭痛、めまいだけでなく、アレルギー症状を悪化させる一因とも考えられています。
特に、体の小さい子供は化学物質の影響を受けやすいため、細心の注意が必要です。

アレルギー対策の基本原則は「減らす・防ぐ・掃除する」

子供部屋のアレルギー対策は、この3つのアレルゲンに対して、3つの基本原則でアプローチすることで、効果を最大化できます。
これから紹介する様々な対策は、すべてこのいずれかの原則に当てはまります。
この原則を頭に入れておくと、対策の目的が明確になり、取り組みやすくなるでしょう。

アレルゲンそのものを「減らす」内装材・家具選び

これは、アレルゲンの発生源となる素材や、アレルゲンが溜まりやすい構造を持つモノを、そもそも部屋に持ち込まないという考え方です。
例えば、ダニの温床となるカーペットを避けたり、化学物質の放散が少ない自然素材の内装材や家具を選んだりすることがこれにあたります。
最も根本的で効果の高い対策と言えます。

アレルゲンの発生・侵入を「防ぐ」工夫

アレルゲンの発生や、外部からの侵入を防ぐための対策です。
例えば、結露を防いでカビの発生を抑制したり、花粉のシーズンには窓を開けすぎないようにしたり、防ダニ仕様の寝具でダニの繁殖を防いだりすることが含まれます。

溜まったアレルゲンを効率的に「掃除する」習慣

どれだけ発生源を減らし、侵入を防いでも、アレルゲンをゼロにすることはできません。
そこで重要になるのが、部屋に溜まってしまったアレルゲンを、いかに効率的に、かつ定期的に取り除くかという対策です。
正しい知識に基づいた掃除や換気を習慣化することが、健康な空気環境を維持する鍵となります。

アレルギー対策リフォームで選びたい壁・床・窓の素材

アレルギー対策リフォームで選びたい壁・床・窓の素材

ここからは、アレルギー対策の根幹とも言える内装材の選び方について、部位ごとに詳しく解説します。
もし、新築やリフォームを検討しているなら、この選択が将来の子供の健康を大きく左右します。

壁:調湿効果のある「漆喰・珪藻土」か、掃除しやすい「アレルギー対策ビニールクロス」

壁は部屋の中で最も面積が大きいため、素材選びは非常に重要です。
理想的なのは、「漆喰(しっくい)」や「珪藻土(けいそうど)」といった自然素材の塗り壁です。
これらは、室内の湿度が高くなると湿気を吸収し、乾燥すると放出する「調湿効果」に優れ、カビやダニの繁殖条件である高湿度状態を防ぐ効果が期待できます
また、化学物質を含まないため、シックハウス症候群の心配もありません。

一方、コストを抑えたい場合や、メンテナンス性を重視する場合は、ビニールクロスも選択肢になります。
その際は、JIS規格で定められたホルムアルデヒドの放散量が最も少ない等級である「F☆☆☆☆(フォースター)」のものを選ぶのはもちろんのこと、近年では、表面にアレルゲンを不活性化させる加工が施された「アレルギー対策クロス」も各メーカーから販売されています。

床:ダニが潜みにくい「フローリング」や「コルクタイル」が最適解

床材は、ハウスダスト対策の観点から、ダニが潜む場所のない、表面が硬く、掃除がしやすい素材を選ぶのが鉄則です。
最も推奨されるのは、無垢材のフローリングです。
自然素材である安心感に加え、調湿効果も期待できます。
複合フローリングを選ぶ場合も、必ず「F☆☆☆☆」等級であることを確認しましょう。

また、「コルクタイル」も優れた選択肢です。
コルクは、その素材自体がダニのエサとなりにくく、適度な弾力性があるため子供の足にも優しいというメリットがあります。

どうしてもカーペットを敷きたい場合の選び方と注意点

子供の安全や防音の観点から、カーペットを敷きたいという要望もあるでしょう。
その場合は、部屋全体に敷き詰めるのではなく、汚れたらすぐに洗える「タイルカーペット」や「ラグ」を選びましょう。

素材は、ダニのエサになりにくいナイロンやポリプロピレンなどの化学繊維がおすすめです。
そして、毛足が短く、掃除機がかけやすいものを選ぶことが絶対条件です。

窓:結露を防ぐ「樹脂サッシ」や「複層ガラス」でカビ対策

窓は、カビの最大の原因となる結露が発生しやすい場所です。
従来のアルミサッシは熱伝導率が高く、外気との温度差で非常に結露しやすいため、アレルギー対策の観点からは推奨されません。

理想は、断熱性に優れた「樹脂サッシ」や「木製サッシ」を選ぶことです。
ガラスも、単板ガラスではなく、2枚のガラスの間に空気層がある「複層ガラス(ペアガラス)」にすることで、結露の発生を大幅に抑制できます。

接着剤や塗料は「F☆☆☆☆(フォースター)」等級が最低条件

内装材そのものだけでなく、それらを施工する際に使われる接着剤や、家具などに使われる塗料にも注意が必要です。
これらは化学物質(VOC)の主要な発生源となり得ます。

必ず、ホルムアルデヒドの放散量が最も少ないことを示す「F☆☆☆☆」等級の製品が使われているか、リフォーム会社や工務店に確認することが重要です。

アレルゲンを発生させない子供部屋の家具・インテリア選び

アレルゲンを発生させない子供部屋の家具・インテリア選び

内装だけでなく、部屋に置く家具やインテリアもアレルゲンの発生源になります。
ここでは、子供部屋に置くアイテム選びのポイントを解説します。

家具:低ホルムアルデヒド仕様で、シンプルなデザインの木製家具を選ぶ

子供用のタンスやベッド、勉強机などの家具を選ぶ際も、内装材と同様に「F☆☆☆☆」の基準をクリアしているかを確認しましょう。
特に、合板を多用した安価な組み立て家具は、多くの接着剤が使われているため注意が必要です。

可能であれば、化学物質の放散が少ない無垢材の家具や、信頼できるメーカーの製品を選びたいところです。
デザインは、ホコリが溜まりにくい、凹凸の少ないシンプルなものが掃除もしやすくおすすめです。

寝具:最もダニが繁殖しやすい布団は「防ダニ仕様」で「丸洗い可能」なものを

子供部屋で最もダニの温床となりやすいのが寝具です。
人は寝ている間に大量の汗をかき、フケやアカが布団に付着するため、ダニにとっては絶好の繁殖環境となります。

布団や枕、マットレスは、高密度に織り込むことでダニの侵入を防ぐ「防ダニ仕様」のものを選びましょう。
さらに、家庭の洗濯機で「丸洗いできる製品」であれば、定期的に洗濯することで、アレルゲンを根本から洗い流すことができます。

カーテン:ホコリが付きにくく、家庭で洗濯できる素材・形状を選ぶ

カーテンは、布製品であるためハウスダストを吸着しやすく、意外なアレルゲンの温床です。
素材は、ポリエステルなど、静電気が起きにくくホコリが付着しにくい化学繊維がおすすめです。

また、複雑なドレープや装飾のあるデザインは避け、シンプルな形状のものを選びましょう。
そして、寝具と同様に、家庭で気軽に洗濯できる「ウォッシャブルタイプ」であることが必須条件です。
洗濯の頻度は、少なくともシーズンに1回、できれば月に1回が理想です。

ぬいぐるみや布製おもちゃは最小限に

子供が大好きなぬいぐるみも、残念ながらダニやホコリの格好の住処です。
アレルギー対策を徹底するなら、ベッド周りには置かない、数を最小限に絞るといった工夫が必要です。
どうしても置きたい場合は、定期的に洗濯したり、天日干ししたりする習慣をつけましょう。

アレルゲンを溜めない!今日からできる掃除と換気のコツ

アレルゲンを溜めない!今日からできる掃除と換気のコツ

どんなに優れた内装材や家具を選んでも、日々のメンテナンスを怠ればアレルゲンは溜まっていきます。
ここでは、リフォームが難しいご家庭でも今日からすぐに実践できる、最も重要な「習慣」について解説します。

掃除機は「ゆっくり」動かすのが鉄則、排気の綺麗なモデルを選ぶ

ハウスダストを効率的に除去するには、掃除機の使い方が鍵となります。
フローリング1メートルあたり5〜6秒かけるくらいのペースで、ゆっくりとヘッドを動かすのがポイントです。

これにより、目に見えないダニの死骸やフンまでしっかりと吸い取ることができます。
また、掃除機の排気でハウスダストを舞い上げてしまっては本末転倒です。
HEPAフィルターなどが搭載された、排気のクリーンな掃除機を選ぶことも重要です。

拭き掃除は「朝一番」か「帰宅直後」が効果的

空気中に舞っているハウスダストは、人の動きがなくなると、数時間かけてゆっくりと床に落ちてきます。
そのため、拭き掃除に最適なタイミングは、ハウスダストが床に積もっている「朝一番」です。
あるいは、日中誰もいなかった場合は「帰宅直後」も効果的です。
ウェットタイプのフロアモップなどで、静かにホコリを絡め取るように拭きましょう。

1日2回、対角線上の窓を開けて空気の通り道を作る

新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を排出する換気は、アレルギー対策の基本中の基本です。
理想は、1日に2回、1回あたり5〜10分程度の換気を行うことです。
その際、ただ1箇所の窓を開けるだけでなく、部屋の対角線上にある2箇所の窓を開けると、効率的に空気の通り道ができ、部屋全体の空気が入れ替わります

湿度コントロールの重要性(ダニは60%以上、カビは70%以上で活発化)

ダニやカビの繁殖を抑えるには、湿度をコントロールすることが極めて重要です。
一般的に、ダニは湿度60%以上、カビは70%以上になると活動が活発になります。

年間を通じて、室内の湿度を40%〜60%の範囲に保つことを目指しましょう。
梅雨の時期は除湿機やエアコンのドライ機能を、冬の乾燥する時期は加湿器をうまく活用することが大切です。

【賃貸でもOK】リフォーム不要で実践できるアレルギー対策アイデア

「賃貸だから、壁や床を勝手に変えることはできない…」と諦めている方も多いかもしれません。
しかし、賃貸住宅でも実践できるアレルギー対策はたくさんあります。

既存の壁紙の上から貼れる「吸着シート」や「貼って剥がせる壁紙」

最近では、既存のビニールクロスの上から、シールのように貼ったり、静電気で吸着させたりできるシート状の製品があります。
中には、調湿効果や消臭効果を謳ったものもあります。

また、DIY向けに、後で綺麗に剥がせることを前提とした「貼って剥がせる壁紙」も人気です。
これらを使えば、壁を傷つけることなく、より健康的な壁環境に近づけることが可能です。

カーペットの上に敷く「ウッドカーペット」や「置き畳」

もし、子供部屋がカーペット敷きでリフォームもできない場合は、その上から「ウッドカーペット」を敷くという方法があります。
これは、木製のフローリングがロール状になったもので、敷くだけで簡単にフローリングの床環境を作ることができます。

同様に、クッション性のある「置き畳」なども、ダニの温床となるカーペットを覆い隠すのに有効です。

家具の配置を工夫して、掃除しやすい「すき間」を作る

家具と壁の間や、家具と床の間に、掃除機のヘッドやフロアモップが入る「すき間」を確保するだけでも、掃除のしやすさは格段に向上します。
ホコリが溜まりやすい「聖域」を作らないことが、アレルゲンを溜めない部屋作りの第一歩です。
キャスター付きの家具を選ぶのも良いアイデアです。

まとめ:子供部屋のアレルギー対策は、親が子供に与えられるプレゼント

子供部屋のアレルギー対策は、一つの製品や一つの方法だけで解決するものではありません。
アレルゲンの発生源を「減らす」ための内装材や家具選び、アレルゲンの発生を「防ぐ」ための工夫、そして溜まったアレルゲンを「掃除する」ための日々の習慣。
この3つのアプローチを、ご家庭のできる範囲で、一つでも多く組み合わせて実践していくことが重要です。

完璧を目指そうとすると、親御さん自身が疲弊してしまいます。
まずは、今日からできる掃除や換気の習慣を見直すことから始めてみませんか。
そして、もし将来的にリフォームや新築の機会があれば、この記事で紹介した内装材の知識を思い出してください。

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