内装リフォーム業者選びに失敗するとどんなリスクがある？
内装リフォームの業者選びは、インターネットで簡単に行える時代になりました。
見積もりの依頼までインターネットで完結できる便利さから、時間がなくても簡単に依頼できるというメリットもあります。
しかし、見積もりを依頼する業者をしっかりと選ばないと、これから紹介するような事態が起きる可能性があります。
適切な内装リフォーム業者を選ぶためには、失敗例も知っておくことも大切です。
ここでは、内装リフォームの業者選びを適当に行ってしまうことで、どんなリスクがあるのかについて一緒に見ていきましょう。
適切な見積もり金額かどうか見極められない
特に忙しい方は、1社のみに見積もりを依頼してそのまま契約をしてしまうケースが多いです。
もちろんしっかりと調べた上で内装リフォーム業者を選べていれば問題はありませんが、中には悪徳業者が潜んでいることがあります。
そのため、1社のみに見積もりをお願いした場合だと他社比較ができず、見積もり金額・内容が適切なのかどうか見抜けないまま悪徳業者と契約を結んでしまうこともあります。
本来の費用相場よりはるかに高額な費用を支払ってしまった、といった被害も後を絶ちません。
手抜き工事をされる
優良業者においてはあり得ないことですが、中には格安の費用で契約を結び、値引きした分手抜き工事をするといった悪質な行為を行う悪徳業者もいます。
リフォームを依頼する方の多くが、リフォームに関する知識や建築の専門知識がありません。
そのため、明らかな手抜き工事をされていても気付けないといったトラブルが起きる可能性があります。
人手不足や資材不足により工期の遅れ
契約時は営業マンが表立って行う業者もいるため、実際工事をするとなった時に、
「人手不足で予定の期間に着工できない」
「経済の影響や資材不足で、工事に必要な資材が搬入できない」
といった状況を初めて知る場合もあります。
もちろん資材不足などは内装リフォーム業者だけの責任とは限りませんが、契約前に分かっていることが業者の連係ミスで共有されず、事態を把握しないまま契約してしまう方もいます。
お仕事で休みが取れない方や休みの期間が決まっている方にとっては予定の再調整を行う必要が出てくるため、不要な手間や時間を取られる事態になってしまうのです。
内装リフォームの業者選びで失敗しない4つのポイントとは？
前項では、内装リフォーム業者選びがきちんとできていないと、金銭面や工期面で様々なトラブルが発生する可能性があるお伝えしました。
これから内装リフォームを依頼する方は、できればこうしたトラブルは避けたいものですよね。
そこで、ここからはリフォームの業者選びで失敗しないためのコツについて詳しく解説していきます。
複数業者から相見積もりをとる
相見積もりをとることは、内装リフォームに限らずどんな工事において大切なことです。
一方で相見積もりをとることのデメリットとしては、各業者との時間調整や時間確保を行わなければならず、やはり忙しい方にとっては大変な作業となります。
しかし、相見積もりをとることで費用の相場感や各業者の対応を直接確認することができるようになるでしょう。
一般的に相見積もりは2～3社行うことが推奨されています。
もちろん3社以上に問い合わせしたいという方はそれでも大丈夫ですし、忙しいという方は最低でも2社から相見積もりをとるようにしましょう。
こちらは内装リフォームではなく外壁・屋根リフォームにおける見積書で必ずチェックしたいポイントについてまとめた記事です。
基本的には内装リフォームも同じ内容になりますので、ぜひ併せてご覧ください。
外壁・屋根リフォームの見積書で必ずチェックしたいポイントは？
内装リフォーム業者の保有資格を確認する
内装リフォームでは、配管の位置関係や構造の把握などが大切で、一歩間違えると住宅の安全が脅かされる事態となります。
そのため、内装リフォームを依頼する際には、知識や技術に関して信頼できるリフォーム業者なのか、業者の保有資格を見て見極めましょう。
リフォームで持っていると良い資格は、建設業許可という資格です。
国に定めれている資格で、一定以上の規模のリフォームを行っている業者に保有が義務付けられる資格です。
しかし、部分的な内装リフォームでは必ずしもある必要はないため、信頼できる業者かどうかの目安の一つとして保有しているか確認してみてください。
施工の担当者においては、建築士や施工管理技士などの資格が有効です。
建築基準法の知識がある者に認められる資格ですので、安心して内装リフォームを依頼することができます。
水まわりリフォームの場合は水道局指定業者を選ぶ
水まわりのリフォームでは、ライフラインに直結するような工事を行うこともあります。
そのため、水まわりの工事に強い水道局指定業者を選ぶようにすると安心です。
水道局指定業者とは、自治体や水道局が公的に認めている水道業者のことで、技術・知識面において一定基準を合格している一部の業者にしか認められていない資格です。
また水道局指定業者は、詐欺行為などをして悪徳業者と見なされると水道局指定業者から外されてしまうため、水道局指定業者である業者であれば営業面についても安心して依頼することができます。
水道局指定業者についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
トイレのつまりは水道局指定工事店に！非指定店との違いや選ぶメリットは？
内装リフォーム業者の対応を確認する
内装リフォームに着工するまでには、工事内容についての計画を業者と進めていく必要があります。
その際に、高圧的な業者であったり、意見をあまり聞いてくれないような業者は、できるだけ避けるようにしましょう。
業者とのコミュニケーションがしっかり取れていないと、リフォームに対する要望が伝わらなかったり伝えにくいなどの問題で、内装リフォームそのものが失敗してしまう恐れがあります。
わからないことにも丁寧に対応してくれる、また返信が早く要望に対して素早く対応してくれる内装リフォーム業者を選ぶようにしましょう。
施工実績が多い内装リフォーム業者を選ぶ
内装リフォームを依頼するうえで大切になるのが、施工実績です。
施工実績が多い業者は評判も良いことが多く、多くの経験を積んでいるため様々なリフォーム案件にも対応できます。
また、工事中何らかのトラブルが発生した場合にも、場数を踏んでいる業者の方がスムーズに対応してくれることが多いです。
そのため、依頼する前には業者のホームページなどに公開されている施工実績を確認しておくようにしましょう。
内装リフォームの場合は、依頼主の要望により施工実績の公開をしていないケースもあるため、実例を見たい場合は業者に直接問い合わせて見せてもらうのもおすすめです。
